一般内科診療・胃腸科・内視鏡検査・頸動脈超音波検査

つのだ医院

診療案内

一般内科診療

高血圧、糖尿病、高脂血症など

上に揚げたのは生活習慣病と呼ばれています(かつては成人病と呼ばれてました)。
これらの疾患は長期の病状管理が必要になる傾向があります。
当院では、患者さんの生活習慣に合わせた治療計画を立てて実施するようにしています。

胃腸科

胃腸科胃腸科の対象となる病気は幾種類もあります。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃や大腸のポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患、食道・胃・大腸の早期癌まで、幅広く診断し治療も行います。

最近話題の1つにヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が有ります。
1982年に発見された比較的新しい細菌ですが胃炎や消化性潰瘍の原因となる可能性があることから、世界中の注目の的となっています。

Helicobacter Pylori(H.pylori :ピロリ菌、以下Hp)は1982年にオーストラリアの医師によって発見された細菌で胃粘膜に生息していると言われています。
この細菌が胃内に存在している患者さんは慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍に罹りやすくなったり、その治癒が遅れたり、潰瘍が再発しやすかったりすると言われています。

  • ピロリ菌
  • ピロリ菌
  • ピロリ菌
  • ピロリ菌
  • ピロリ菌
1.1. 病気との関係:胃潰瘍十二指腸潰瘍の患者さんの90%に認められているとの報告があります。また胃癌との関連も取りざたされています。さらに慢性胃炎が急速に進行するとも云われています。

2.検査法
2-1 血液検査:Hpに罹ると細菌から体を守るために抗体と云う物を作ります。これを測定すれば過去に罹ったことが有るか否かは判定が出来ます。陰性なら過去にHpに感染していないことになります。

2-2 迅速ウレアーゼテスト:内視鏡検査時に胃粘膜を採取して特殊な検査液につけます。Hpは胃酸から自らを守るためにアンモニアを作っていますので、このアンモニアが発生しているか否かを検査液で確かめます。ただし、内視鏡で採取した部位に細菌が居なければ偽陰性に出ることがありますし、内服薬による影響もあります。

2-3 胃粘膜培養:ウレアーゼテストと同様に内視鏡検査時に粘膜を採取し、細菌培養を行います。内服薬の影響が比較的少ないと云われていますが、結果が出るのに2週間ほどかかります。

2-4 病理組織検査:内視鏡検査時に胃粘膜を採取し、顕微鏡で細菌が居るかどうかを確かめます。この方法は直接細菌が居るかどうかを確かめられます。

2-5 尿素呼気試験:Hpがアンモニアを発生することを応用して行う検査です。特殊な検査液を飲んでしばらくしてから息を調べます。

3.治療法
1986頃からこの細菌を薬で除菌する試みが行われています。この10年ほどで、様々な薬の組み合わせが考案され、治療が行われてきました。現在我々は、健康保険適応のある内服治療の1週間連続服用をおすすめしています。

治療効果の判定
服用後1ヶ月以上間隔をあけて、再度2-1から2-5までの検査を1-2種類施行し細菌が消滅したかどうかを判断します。

治療成績、治療に伴う副作用
除菌が始まった直後は、日本の報告で除菌を行った患者さんの95%の方が除菌成功したと云う報告がありました。
今は昔、現在はもう少し成功率下がっているようです。
また主に抗生物質の副作用と考えられる、下痢、吐き気、発疹などが5%の方に見られ、治療を中断しなければならなくなることが有ります。
さらに 治療終了後胃炎や潰瘍の改善がなされる反面胃酸の量が増えてしまい、逆流性食道炎や十二指腸炎が起きることもあります。

《重要なお知らせ》
2002年11月より、胃潰瘍、十二指腸潰瘍。2013年2月から慢性胃炎の患者さんにヘリコバクターピロリの検査・除菌が健康保険適用されることになりました。ただし、ほぼ内視鏡検査が必須とお考えください。

内視鏡検査

電子内視鏡による胃カメラ、大腸カメラの検査を行っています。
各患者さんごとの画像を、コンピューターに保存し、過去の検査記録と共に検査当日に説明しています。

内視鏡検査の詳細はQ&Aをどうぞ。

  • 内視鏡検査
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肝機能障害と言われた方へ

健康診断などでこのような結果を手にすることは決して珍しいことではないと思います。お酒や過労などでも肝機能が上昇することがありますが知らないうちにウイルス性肝炎にかかっている場合があります。
当院では肝臓の超音波検査や血液検査などで肝炎の原因を検討し、必要に応じ、大学病院等の専門医療機関への紹介を行っています。来院の上、ご相談下さい。

頸動脈超音波検査

高脂血症、糖尿病、高血圧など動脈硬化を引き起こす疾患の血管変化を超音波で確認できます。高脂血症、糖尿病などは自覚症状に乏しく、血管閉塞≒脳梗塞を発症してから治療開始する患者さんが後を絶ちません。
昨今生活習慣病の正常値に関して様々な意見がありますが、治療前に一度画像診断を受け、自分の血管の変化を見ることも良いと思います。

  • 頸動脈超音波検査
  • 頸動脈超音波検査

その他

呼吸機能検査時々活躍する、呼吸機能検査です。